にこにこぷん

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デーブの話

 デーブのカルテには赤字で「V」って書いてある。
 Vというのは、VIPのVであって、つまりデーブは院長の友人の「特別な」患者というわけだ。
 ふん、何がVじゃ。患者にランク付けてんじゃねぇよボケ。
 と、ぷりぷりしながらカルテを準備しているところに、真っ赤なTシャツに短パン姿の白人男性が「ハロー」と片手を挙げて受付にやってきた。
 
 それがデーブだった。
 
 「ボクハネ、フユハソリニノッテプレゼントヲクバッテイルンデス。」
 と言われたら、「ああ、それは大変ですね。ご苦労様です。」
 と答えてしまいそうである。
 つまり、なんというか「サンタクロースのバカンスを具現化した」みたいな人物だった。と言っても白いヒゲどころか、デーブは美しいスキンヘッドの持ち主なのだが。
 
 わたしは一目でデーブのことが大好きになった。
 それは、他の職員も同じようで、医者も看護婦もデーブの姿を見つけると必ず声をかける。
 デーブももちろん「ハロー」と言ってそれに答える。

 デーブは、白癬の治療のために通院している。つまりは水虫である。看護婦いわく、太っちょのデーブの足の指には隙間というものがなく、白癬菌の格好の住処だという。わたしは、実際にデーブの足を見たことはないが、白くて丸々したデーブの足は、想像するだけでも、可愛い。
 しかし、治療は生やさしいものではない。お湯でふやかした皮膚をひっぺがした患部に軟膏を塗りこむのである。青いポリバケツに両足を突っ込んで、丸い背中をさらに丸め、デーブは、神妙な顔をして「その時」を待っていた。

 そしていよいよ「皮膚ひっぺがし」である。本来、受付から、診療の様子までは伺えないのだが、今回は生中継も同然であった。なぜなら、デーブの子供のような泣き声が筒抜けだからである。

 診察室から出てきたデーブは両足を包帯でぐるぐる巻きにしているものの、どこかすがすがしい顔をしていた。
 お会計の時に、「大変でしたね。」と声をかけると、デーブは大きな瞳をさらに開いてこう言った。

 「デモ、イタイノハイキテルショウコダカラネ。」
 
 痛いのは生きてる証拠。なんだか、くらっとしてしまった。
 病院を出ていくデーブのTシャツの背には「絆」という漢字がでかでかとプリントされていた。
 それは、間違いなく「外人のイタい漢字Tシャツ」なのだが、デーブにはとてもしっくりしていた。
 

 ※デーブは仮名です
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 ということで、実は転職していました。チャーミー岡本です。
 23歳のハローワークは、村上龍もびっくりな世知辛さだったのですが、なんとか採用されました。
 車通勤(しかも片道40分!)なのでだいぶ運転が上達しました。助手席のハニーを探すのが今後の課題です。
 
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  1. 2010/06/27(日) 18:05:48|
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6月

 今朝のラジオ。オープニングでDJが小ざっぱりとした口調で一言。
 「いやー、今年ももう折り返し地点ですね!」 
 一日の始まりになんてこと言いやがる。殴るぞ。
 
 というわけで、もう6月ですね。なっちには悪いけれど、6月、嫌い。春のうっとり感は過ぎ去り、
 かといって夏のエネルギッシュ感にはまだ遠く…。なんかモヤ~っとしたまま夏への期待が異常に高まる季節。
 っつっても、もう「夏だ!イエイ!めっちゃホリディ!」ってわけにもいかないんだな、今年からは。
 ここへきてやっと「ぼくのなつやすみ」っていうタイトルの秀逸さに気がつきました。PSP版のソフト買おうかしら。

 
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 最近読んだ本。ものすごく雑に説明すると、三股かけてる男の話です。
 
 ①「今」を大切にする人。
 ②「過去」を大切にする人。
 ③「未来」を大切にする人。
 ④どれも大切にできない人。
 そのタイプの違いが「価値観の違い」というものなのだ。

 なんだかそんなようなことを主人公が語っていた。うん、なるほど。
 でも、それは「結果的に」って話で、すべてのタイプに「どれも大切にしたいけど結局」っていう枕詞がつくんだろうな。
 そりゃあね、過去を慈しんで、今と向き合って、未来に憧れて生きていければサイコーだろうけど。
 なかなかそうもいかねぇんだぜ、ってことよねー。
 どれが良いか悪いかという優劣の問題ではなくて、ただ、自分はどうだろう?って考えてみるのも面白いかなーと。



 
  1. 2010/06/07(月) 01:21:31|
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ほがらか

516476MA18L__SL500_AA300_.jpg

危うくマインドコントロールされるところだった。
騙されん。騙されんぞ私は。

「うちにはそもそも残業という概念がない」

とか言いながら、自分はBMW乗っちゃってるし。北朝鮮かここは。
こうゆうクソ野郎のせいで日本のワーキングプア人口が増えてって自殺がなくならないんだ。そうだそうだ。

うん、まぁそんな話はいいや。不毛不毛。

「新宿二丁目のほがらかな人々」
読んでいる。


「布団に入ってから「愛してる?」、「ちゅきー」って言わないと寝ないんだから。」

「それはとってもステキな、バカだと思うわ。」


とってもステキな、バカ。
できれば常にそうありたいと思うのはただのバカなんだろうか。バカなんだな、たぶん。

ああ、あと30分で歳を取るじゃん。何も変わってねぇなぁ、という例年通りの感想。
ただ、物事に対して諦めを深めるのを成長って呼ぶのなら、まぁ着実に育っている気がしなくもないよ、うん。

  1. 2010/05/17(月) 23:38:39|
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yammy な夜

 先日、電車内でよぼよぼのおじいちゃんがとてもとても分厚い文庫本を読んでいた。
 歴史小説かなんかだろうと思いきや、なんと、マルセル・プルーストの「失われた時を求めて」。
 紅茶にマドレーヌ、のアレですよ。全13巻の超長編ですよ。
 おじいちゃんが読んでたのが何巻目かは分からんが、果たしてあれは天寿を全うするまでに完読できるんだろうか。
 驚きと尊敬と羨望。なんか、すごい。

 

 「バカにバカって言っちゃいけない」っていうあれは、もっと正確に言えば
 「バカを自覚しているバカにバカって言っちゃいけない」だと思うんです。エグい。それエグいよ!!

 「(頭のネジ)飛んでんの?」
 ってジェスチャーつきで言われた日にゃぁどうしたらいいんでしょう?
  1. 2010/05/14(金) 01:14:45|
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はじめての

 合コン。

 本当にトイレで作戦会議とかするんだね。
 「あさみちゃんは全然しゃべんないし何考えてんのかわかんない」
 っていう声が、まんまと女子トイレに筒抜けでしたよ。
 諸君、居酒屋のトイレは想像以上に壁薄いぞ!気をつけろ!

 隣の男に机の下でこっそり腹をなでられながら食すオーギョーチは、なんとも酸っぱかった。
 何考えてんのかわかんない女でも腹は触っとくのか。そうかい、そんなもんかい。


 生殖器がついてるって厄介だなぁ、女も男も。
 っていうのが全体的な感想。
 こりゃモテないわな、うん。
  1. 2010/05/05(水) 03:13:00|
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